HKS GTⅡ turbine

“symmetry”＝左右対称。80年代のF1にて圧倒的な強さを誇ったHONDA RA168Eは左右対称レイアウトのシンメトリツインターボを採用していました。レースシーンの最高峰にて採用されていたシンメトリツインターボレイアウトはV型及び水平対向エンジンにとって理想的なものといえます。

最近でこそGarrettが逆回転式のターボチャージャーを発売してシンメトリツインターボも可能となりましたが、HKSはで社内でターボを開発・製造を始めた10年以上も前からシンメトリツインターボを完成させ、R35GT-R用のGTフルタービンキットとして世界中のR35ユーザーに親しんで頂いています。

R35に関して言えばエンジン内部を強化していない状態でもブーストを1.2程度に抑えれば利用可能ですし、強化してカムを入れ1.6㎏/㎠かければ800psが純正以上の立ち上がりで楽しめます。ストリート仕様としてはお勧めのターボです。

R35に関してはGT800キットでサーキット走行する場合に、レスポンスが良過ぎてサージングする場合があり、その問題を回避するためにタービンホイルを大きくした仕様がこのGTⅡ7467 SYMMETRY TURBO、通称GT900です。

GTⅡ7867は通称GT1000として1000馬力を目標に高精度、高強度化、高熱耐久性など細部にわたり再検討し、GT800からは吸排気のホイルサイズを拡大させただけではなくコンプレッサーハウジングやタービンハウジングも新規設計して過給の高効率化と排気損失の低減を図って無理なく1000馬力が出せるツインターボです。

GTⅡ 8267はGT1000キット以上のパフォーマンスを求める人向けのターボです。

HKS R35について言えばブースト2.4㎏/㎠で1200ps、150㎏を出しています。